2016年2月20日土曜日

人を癒す食事


先日我が家で中華ちまきの会を催しました。

と言っても、友人の一人に教えてもらいながらわいわいと。
寄り合いみたいな感じ。

女性ならでは、話題はあっちへ飛び、こっちへ飛び。
つい先日も「ほんとによく喋るね」って言われたけど、
この日もそんな意識もなく喋り倒す時間。

その中で聞いたお話が「人を癒す食事」。

食事の捉え方って人それぞれ。
彼女が聞いた「人を癒す食事」とは、

『その人の為に作られた食事を、
できてから30分以内に食すこと』

うろ覚えですがこんな感じ。

へぇ〜、なるほどね〜。

  ・・えっ??
そんなん主婦は一生癒されへんやん〜!!!

いつも家族のために食事を作っている友人たちは一同
「ええ〜っ??」となりました。

でもね、ふと思ったんです。
そうかそうかー。

昔からよく我が家で、友人宅で、
日々ランチしてお茶してた母たちは、
自分たちを癒してたんやなと。

今日の会もそうやん〜♪ と。

大切に、大切に友人夫妻が育てたお米と、
ワクワクしながら重ねた具材を
みんなで巻き巻きしたちまきは美味しいに決まってる。
30分以上たってはいるけど、
みんなが持ち寄ったごはんに癒されるのは当たり前。


「何を食べるか(食べないか)」
「誰と食べるか」

食生活について考えるとき、
この二つのどちらを優先すべきか。

実際のところは状況によって変ることで、
これって食に関心をもつ人みんなが打ち当たる壁だと思う。

昔は「誰と食べるか」をすごーく重要視してたけど、
重ね煮を始めてからは「何を食べるか(食べないか)」
にストイックになりかけたことも。

今でもこの二つの間をゆ〜らゆら。

ちょっと大げさかもしれないけど、
これって人生の瞬間瞬間に
問いかけられていることと同じじゃない?

その答えが「人を癒す食事」にあったというお話。

「その人のことを思って」
作られた食事だったり、過ごす時間だったり。

どちらも大事で両方あれば最高。
どっちか一つのときもありがたくいただこう。


「思ってくれている」と感じる心を育てることが、
より良い選択ができる能力を育てることなんだろうな〜。

雨音を聴きながら、そんなことをぼんやりと考える土曜日。

我が家の梅も、ちらほら咲き始めました。