重ね煮とyogaって似てると思うんです。
yogaは“つなぐ”
重ね煮は“陰陽調和料理”
“つなぐ”っていうのは“調和する”ってことなんだと、重ね煮を始めて、そう理解しました。
調和したお料理はとびきり美味しくて、身体にも優しい。yogaするっていうのは、そういう“とびきり”な状態へといざなってくれるんだと。
それから重ね煮を火にかける前のおまじない。
これはyogaをやってる人は「マントラやね」と言います。
他にもたくさんたくさん。
先日ティケティケの公子先生のyogaを受けながら、「やっぱり同じやな〜」って思ったことがたくさん。
“ポーズができることが目的ではない。そこへ向かう過程でどれだけ工夫して、自分自身で感覚をつかんでいくか”
“アーサナのひとつひとつの動きには意味がある。その動きを綺麗に見せることが大事なのではなくて、その意味を理解して動くことが大切”
そんなお話。ヨガ後の雑談が楽しすぎて、だいたいしか覚えてないけど。
重ね煮も同じ。
“美味しい重ね煮を作るには、自分の感覚を磨いてお野菜の声を聞くこと”
“綺麗に切ること、それだけが大切なんじゃなくて、お野菜に真剣に向き合った結果の一つが綺麗に切ること”
いろいろ言い出したらキリがないけど、とにかく“ていねいに”向き合うこと。これに尽きます。
久しぶりにyogaと重ね煮について考えていて気付いたのは、私のテーマは“ていねいに”ということなんです。
重ね煮だけではなく、掃除・洗濯・会社での仕事・人付き合い等々、何にでも当てはまることなんだけど、私にはお料理がわかりやすい。そしてお料理の中でも重ね煮が一番わかりやすくて実践しやすい気がするのです。
重ね煮教室をすると、いつも重ね煮の素晴らしさをどうお伝えしようかと考えます。
重ね煮は素晴らしい調理法で、素晴らしく美味しいお料理で、素晴らしく身体にも優しいんだけど、あまり特別なお料理だと思って欲しくない。もちろん、食養として取り入れる場合は別だけど、毎日のお料理に気軽に取り入れて欲しい。そんなふうに思ってます。
そして特別ではないけど、ていねいに向き合わないと応えてくれないのが重ね煮です。重ね煮教室は、そういうていねいに向き合う時間を共にできるような会にしよう。
いつもいつも友人たちのていねいな言葉や行動にハッとさせられてばかりなので、節分を前に決意表明です。
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